はじめに
私は自己流妊活(タイミング法)、人工授精(AIH)、体外受精(IVF)を経て、第二子を授かりました。
不妊治療を始める前も、始めてからも、新たなことをする時は「一体どれだけ痛いの?」ということが心配でした。
クリニックによって処置方法が異なることもあるでしょうし、同じ処置でもその時の体調や個人の感じ方によって違うと思いますが、一例として私の体験談をご紹介したいと思います。

痛みを5レベルで★示します
ちなみに、採血の痛みは★なし(0レベル)です!
事前検査フェーズ
卵管造影検査 痛みレベル:3 ★★★☆☆
- どこで実施?
レントゲン検査室のような部屋で実施しました。(卵管造影検査はX線を使った検査です)
- どんな痛み?
まずカテーテルを入れている時、異物が入っていく痛みがありました。内診の時の痛みに近かったです。
その後、造影剤が入っていくと、重い感じの鈍痛がし始めました。
思わず「ううっ」と声が漏れてしまう感じ。
検査終了後も、生理痛のややひどい日くらいの痛みがありましたが、半日くらいで収まりました。
※私は多分、生理痛は重めです。

痛かったですが、激痛というよりも、「既知の痛みだな~」と感じました。
人工授精(AIH)フェーズ
人工授精 痛みレベル:1 ★☆☆☆☆
- どこで実施?
普段診察を行う内診室で実施しました。
- どんな痛み?
基本的には内診の痛みですが、少し鋭い痛みがありました。
人工授精は計3回行っていて、初回は緊張もあって敏感に痛みを感じましたが、2回目以降は深呼吸してリラックスすることを心がけたら「え?もう終わったの?」と思うほど痛みは少なくなりました。
深呼吸、大事です♡

体外受精(IVF)フェーズ
採卵準備のための自己注射 痛みレベル:1 ★☆☆☆☆ ※恐怖レベルは5!
- どこで実施?
毎日決められた時間に、主に自宅で実施しました。 - どんな痛み?
ペンタイプの注射(レコベル)はほぼ痛みを感じませんでしたが、シリンジタイプの注射(ガニレスト)は針が長く、少し太く、注射後にジワ~と広がる痛みがありました。インフルエンザ予防接種の時のような痛みです。
痛みとしては注射の痛みですが…自己注射ということで、恐怖が半端なかったです(泣)

採卵 痛みレベル:5 ★★★★★
- どこで実施?
手術室で実施しました。 - どんな痛み?
まず最初に、体調管理のための点滴をしましたが、これは採血と同じくらい程度の痛みでした。
その後、採卵のため手術室に入り、まず麻酔の注射を何回かしたのですが、これが悶えるほど痛かったです!深呼吸し、リラックスを心がけましたが、思わず「うっ」と声が漏れてしまうほど。看護師さんが肩をさすってくれていて、心強かったです。
その後、採卵を実施しましたが、麻酔が効いていたためか、ちょっとした違和感はありましたが、痛くはなかったです。
移植 痛みレベル:4 ★★★★☆
- どこで実施?
手術室で実施しました。
- どんな痛み?
適切な移植場所を探すために、エコーで子宮の中を映しながら、グリグリとされるような痛みがありました。その痛みだけで言うと、痛みレベルは3くらいでしたが、なかなか場所が見つからず、長時間かかって痛みのある時間が続いたため、4にしました。
そのため、すぐに移植場所が見つかる方なら、そこまで痛くないのかもしれません。
さいごに
不妊治療を一通り経験してみて、大事なのは「深呼吸してリラックスすること」だと感じました。
痛みを伴うものは多いですが、同じ治療でも、身体が緊張でカチカチ と リラックス している状態だと、やはりリラックスしている時の方が痛みの感じ方は少なかったです。
皆さまの妊活がうまくいくよう、お祈りしています!

いかがでしたでしょうか?
クリニックによって処置方法が異なることもあるでしょうし、同じ処置でもその時の体調や個人の感じ方によって違うと思いますが、一例として私の体験談をご紹介しました。
これから不妊治療を受ける方で、痛みが不安な方の参考になれば幸いです。
![ふたりではじめる よくわかる妊活・不妊治療 [ 石川 智基 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/1836/9784867561836_1_75.jpg?_ex=128x128)
