【帝王切開】病院選びのポイント

妊娠・出産

帝王切開を経験してみて分かったこと

出産する病院はよく選んだつもりでしたが、緊急帝王切開での出産を経験し、出産前にはイメージできなかった観点が見えてきました。
何を重視するかは人それぞれですが、少しでもこれから出産する方の参考になればと思います。

計画帝王切開を予定しているケース以外は、自分が帝王切開になるかもしれないとは想像しづらいかもしれません。私もそうでした。
しかし、今や4人に1人が帝王切開で出産するとも言われ、そのうち約6割が緊急帝王切開です。誰しも帝王切開での出産になる可能性はありますので、「自分には関係ない」と思わず、ぜひ読んでいただければ嬉しいです。

※参考
4人に1人!?増加する帝王切開での出産と医療保険の関係性

帝王切開の約6割が“緊急帝王切開”! 必要なのは「心の準備とシミュレーション」

ポイントは3つ

帝王切開での出産において、病院選びで注目すべきポイントは3つあると考えます。

  1. 部屋タイプ
  2. 育児に関する病院のスタンス
  3. 帝王切開に関する病院のスタンス

それぞれ、詳しく見ていきましょう。

①部屋タイプ

私は断然、個室をおすすめします。理由は以下です。

  • 他の人の回復具合が気にならない
    帝王切開での出産は開腹手術なので、母体のダメージは大きく、やはり回復には時間がかかります。
    傷を押さえながら、涙をこらえてなんとか歩いているような状況の時に、経膣分娩ママさんがスタスタ歩いているのを見るだけで悲しくなったり、惨めな気持ちになったりしました。
    個室にすることで、他の人の情報はなるべくシャットアウトし、自分の回復に集中することができると思います。
  • シャワー、トイレを自分のペースで使える
    お腹を切っているため、腹筋が使えないし、傷が痛くて、何をするにもとにかく時間がかかります。他の人に気を遣わず、自分のペースでゆったりシャワー、トイレが使えることが入院中のストレス軽減につながります。

    ちなみに、個室であってもシャワーやトイレは共用という病院もあるので要注意です!
    私は出産した病院もシャワーは全室で共用で、30分しか使用できないルールがありました。思うように動けず、脱衣・着衣だけでそれぞれ10分以上かかった私は、最初の数日は髪を洗えませんでした(涙)

②育児に関する病院のスタンス

病院が「母乳育児」「母子同室」をどれだけ強制するかどうかは、事前に口コミなどで調べておくことをオススメします。

  • 母乳育児
    初乳が大事なのも、出産後に母乳が出るように頻回授乳させることが大事なのも分かっています。
    分かってはいるけれど、傷が痛くて、寝る⇔座るの体勢変更がとにかく辛いうえ、授乳時に赤ちゃんがお腹に当たるのが痛くて、授乳が嫌でした。
    こういう時「母乳、母乳」言われると、本当にキツイので、「どんな状況でも絶対母乳育児したい!」という方以外は、そこまで強く強制しない病院をオススメします。
  • 母子同室
    傷が痛いうえ、発熱、入院許可が出ないほどの貧血、頭痛、出産後にも関わらず出産前日+5キロ以上の浮腫があるのに、産後2日目から母子同室を強要され、辛くて泣きました。
    (ホームページには、「いつでも赤ちゃんをお預かりします」って書いてあったんだけどな…)

    産後、色々な人に話を聞いてみると、出産方法に関わらず、いつでも赤ちゃんを預かってくれる病院、帝王切開での出産の場合、授乳時以外は赤ちゃんを預かってくれて体を休めさせてくれる病院など、母子同室の強制度合は本当に様々でした。

    産後はただでさえメンタルが不安定なので、自分のメンタル安定のために休養が必要だと思う方は、検討中の病院で出産経験があるリアル知人を探して、実際の様子を直接聞くことをオススメします。

③帝王切開に関する病院のスタンス

2つの観点で、帝王切開に関するスタンスがあると感じます。

  • フォローの観点
    「出産は病気ではない」とは言うものの、帝王切開は回復手術です。
    個人的な経験では、30分以内のシャワーや母子同室の強要など、「回復手術した人にそんなことさせますか?」という気持ちになることもあり、帝王切開ママには術後ケアとしてのフォローをしてくれる病院が良いなと思います。
  • リスペクトの観点
    何度も「帝王切開になっちゃったので」という言い方をされて、「”ちゃった”って…」と悲しく、
    医療従事者でもそういう配慮されていないのかと残念な気持ちになりました。
    そういうことを言われない病院が良いなと思います。

病院としてだけでなく、医師、助産師、スタッフさんなど個人のスタンスもあると思いますので、事前に把握することは難しいですが、少しでもスタンスを知る方法として、以下を紹介します。

  • 病院のホームページで帝王切開に関する記述を探す
    見つからない場合、帝王切開は経膣分娩と費用が異なるため、費用のページを見てみてください。
    病院によって、「異常分娩」と書かれているところや「帝王切開分娩」「保険適用分娩」と書かれているところなど、様々です。
    「異常分娩」という言葉は、医療保険等でも使われる言葉ですが、「異常」という言葉に嫌な気持ちを持つ人もいるため、そういった気持ちに配慮して「帝王切開分娩」「保険適用分娩」という言葉を使うことも増えています。

    ホームページでどのような記載がされているかは、帝王切開に関する病院のスタンスを知るきっかになると思います。
  • 病院の名前で論文検索
    帝王切開や産後フォローなどについての論文が見つかった場合、その内容により、病院または病院で働く個人としてのスタンスを垣間見ることができると思います。

    以下のようなサイトで、論文検索ができます。
CiNii Research

さいごに

帝王切開後の入院生活という体験を通して、出産、産後の入院を辛く、悲しい思い出にしないために、事前に知っていたら役立つかもしれないと思う情報をまとめてみました。

どなたかのお役に立てれば幸いです!